2026年10月2日、金曜日。東京から新幹線とバスを乗り継いで、谷川岳を歩いてきました。6月初旬の家族での高尾山に続く、今年二座目の登山です。
ロープウェイで天神平まで上がれるとはいえ、その先はしっかり山登り。久しぶりの登山だったこともあり、山頂に近づくほど続く岩場には、想像以上に脚を使いました。
それでも、今回いちばん心に残ったのはトマノ耳からの景色です。幾重にも重なる山と、雲の合間に光が差す稜線。「また来たい」と思える景色に出会えた一日を、道中の写真とともに残します。
今回歩いたのは、天神平から天神尾根を通ってトマノ耳までの往復です。オキノ耳には進んでいません。下山後は沼田へ移動し、焼肉を食べて一泊しました。
東京から上毛高原へ。青空に迎えられた朝
東京駅を7時48分発の上越新幹線「とき305号」で出発し、上毛高原駅には8時52分に到着。駅の外へ出ると、気持ちのよい青空が広がっていました。

駅の案内所では、女性のスタッフがバスや周辺施設について親切に教えてくれました。現地で直接話を聞ける場所があるのは、初めての旅先ではありがたいものです。
谷川岳ヨッホへ向かうバスは9時30分発。平日の金曜日でしたが、出発するころにはほぼ満席でした。この日の様子では、次の列車から人が降りてくる前に並んでおくと、少し余裕がありそうでした。
10時15分、谷川岳ヨッホに到着。ロープウェイの待ち時間はほとんどなく、10時38分に天神平へ着きました。東京を出てから、ここまでおよそ3時間です。
アクセスを考えるときは、新幹線が上毛高原駅に停車するかも確認したいところ。2026年10月のJR公式平日時刻表では、東京7時04分発の「とき303号」は上毛高原を通過します。早めに出るなら東京6時36分発の「たにがわ401号」も候補です。実際の旅程は、利用日のJR東日本の時刻表と路線バス時刻表を合わせて確認してください。
10時43分、天神平から出発。最初に少し道草
歩き始めの時刻は10時43分。ところが序盤、谷川岳へ向かうつもりが、リフトの先の方へ進んでしまいました。余計に脚を使ってしまったものの、振り返ればよい道草でもありました。

天神平周辺の散策と、谷川岳山頂を目指す登山。現地に着いたら、まず案内板で自分が歩くルートを確かめておけばよかった、と感じた場面です。
この日は晴れ。道の一部にぬかるみはありましたが、歩くうえで大きな影響は感じませんでした。ほかの登山者はいるものの、登山道が混み合っているという印象もありません。木々の間を抜け、ときどき景色を眺めながら進んでいきました。
天神尾根の岩場は、思った以上に脚を使う
11時40分に熊穴沢避難小屋へ。天神尾根を歩いて感じたのは、「意外と岩場が多い」ということでした。鎖のある箇所もあり、ところどころ登りが急になります。

自分は強い怖さを感じませんでしたが、岩場に慣れていない人なら足が止まりそうな場所はあります。谷川岳ヨッホの公式コース案内にも、途中に岩場や鎖場があると記されています。ロープウェイで登山口まで行けることと、その先を楽に歩けることは分けて考えておきたいです。
いちばんきつかったのは、体感では標高1,700mくらいから山頂までの登り。正確な位置を測ったわけではありませんが、上へ行くほど岩場と登りがこたえ、登頂前から脚の力を7〜8割使ったような感覚になりました。久しぶりとはいえ、想像以上にハードでした。笑
上の方では冷えも感じるようになり、ときどき強い風が吹いてきました。青空の下でも、山の上では体感が変わる。景色が開けるうれしさと一緒に、山の空気の違いも感じた区間でした。
12時50分、トマノ耳へ。今日はここまで
12時40分に肩ノ小屋、12時50分にトマノ耳へ到着しました。

谷川岳は、トマノ耳(1,963m)とオキノ耳(1,977m)の二つの頂を持つ山です。山頂やルートの位置関係は、みなかみ町観光協会のコース案内でも確認できます。
今回いちばん景色がよかったと感じたのは、ここ、トマノ耳。目の前の岩や斜面の向こうに、山また山が続いています。歩いてきた先でこの広がりを見ると、やっぱり山はいいなと思いました。
当初はオキノ耳も気になっていましたが、今回はトマノ耳で折り返すことにしました。登りでかなり脚を使った感覚があり、この先には下山も残っています。先へ進む楽しみは、次の登山に取っておくことにしました。
13時30分、下山開始。オキノ耳、そしてその先のノゾキも、いつか見てみたい場所です。次はもう少し早く出発し、体力と時間に余裕を持って計画したいと思います。
下山して、今夜は沼田へ。焼肉と一泊までが今回の旅
下り始めても、脚はもうかなり疲れていました。山頂に着けば終わりではなく、同じ道を戻る時間がまだある。その当たり前のことを、脚で実感しながら下っていきます。

14時54分、天神平に帰着。登山開始からの経過時間は4時間11分でした。休憩や道草も含めた今回の記録で、純粋な歩行時間や標準コースタイムではありません。
ロープウェイで下り、15時45分発のバスで水上駅へ。金曜夕方の駅周辺は人通りが少なく、立ち寄ろうと思っていたカフェも営業を終えていました。この日は電車を待ち、16時47分発のJR上越線で沼田へ向かいます。沼田駅到着は17時04分でした。
夕食は「炭火焼肉やまじ」で焼肉。今回は東京へ戻る予定を入れず、沼田健康ランドに泊まりました。山を歩いたあとに食事をして、そのまま近くで休む。下山後まで含めて、一泊の小旅行になりました。


沼田健康ランドは、施設公式のアクセス案内では沼田駅から約800m。宿泊や入浴の利用条件は公式サイトで確認できます。
今回の時刻と、これから歩く人へのメモ
登山日:2026年10月2日(金)/天気:晴れ/ルート:天神平〜天神尾根〜トマノ耳の往復
| 時刻 | 当日の行動 |
|---|---|
| 7:48 → 8:52 | 東京駅発 → 上毛高原駅着 |
| 9:30 → 10:15 | 上毛高原駅からバス → 谷川岳ヨッホ |
| 10:38 | ロープウェイで天神平に到着 |
| 10:43 | 登山開始 |
| 11:40 | 熊穴沢避難小屋 |
| 12:40 | 肩ノ小屋 |
| 12:50 | トマノ耳に到着 |
| 13:30 | 下山開始 |
| 14:54 | 天神平に帰着 |
| 15:45 | 谷川岳ヨッホからバスで水上駅へ |
| 16:47 → 17:04 | 水上駅発 → 沼田駅着 |
登山の時刻は当日のメモに基づきます。水上駅の出発時刻はJR東日本の2026年10月平日時刻表と照合しました。バスは2026年4月15日〜11月15日の時刻表で確認しています。今後の旅行では、改正・運休や曜日による違いを改めて確認してください。
観光協会のコース案内にある「4時間55分・6.4km」は、オキノ耳までを含むモデルコースの数値です。トマノ耳で折り返した今回の実績とは区間が異なるため、同じコースの速さを比べる数字としては使っていません。計画時には、公式の案内と自分の体力をもとに休憩や帰りの交通の余裕を加えたいところです。
- 服装と寒さ:下はインナーに薄手のズボン、上はインナーにユニクロのランニング用半袖と上着。自分には比較的薄めの装備だったようで、上部では思った以上に寒さを感じました。次回は、もう一枚羽織れる防寒着を持っていきたいです。
- トイレと飲み物:今回自分が確認したのは、ロープウェイを降りた天神平駅のトイレと自販機です。なお、みなかみ山岳ガイド協会の肩ノ小屋案内にはトイレの記載があります。自分が見つけなかったことと、施設がないことは別なので、利用可能な時期や状況は出発前に確認を。
- 携帯電話:道中にはつながる場所と、つながらない場所がありました。正確な地点や標高は記録していないため、電波が入る前提では計画せず、地図や帰りの時刻表はあらかじめ手元に保存しておくと安心です。
- 時間と体力:今回の反省は、序盤の方向確認と、下りのための余力を残すこと。ロープウェイとバスの運行時間を確認し、山頂で行程を延ばすかどうかも、戻る時間から考えたいです。
この記事の道の状態、混雑、寒さは、この日に歩いた自分の体感です。登山前には谷川岳ヨッホ公式サイトで運行・営業情報を確認し、当日の天候や登山道の状況に合わせて計画してください。
次は、もう少し余裕を持って
今回の谷川岳は、きれいな景色だけでなく、自分の体力や装備を見直すきっかけにもなりました。トマノ耳まででも、しっかり歩いた実感があります。
次はもっと早く出発して、防寒着も見直して。今回見送ったオキノ耳や、その先の景色を目指せたらと思います。
脚はすっかり疲れたけれど、また来たい。そう思いながら帰ってこられたことが、今回の登山でいちばんの収穫だったのかもしれません。
